【図解で分かる「決算書」の仕組み】RIZAPグループ、アパレルやインテリアなど経営多角化で「結果にコミット」目指す – ZAKZAK

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 本日は、RIZAPグループをピックアップする。「結果にコミット」というコンセプトで、フィットネス業界に革命を起こした同社であるが、直近の実態はどうなっているのだろうか。2017年4月~9月期(上期)の決算書から読み解いてみよう。

 まず、貸借対照表=〔1〕=を見てみよう。資産全体に占める純資産の割合が30%を下回っている。一般的な安全性の水準に満たないのは、多額の有利子負債を抱えているためである。積極的なM&Aを推進するため、レバレッジをかけた経営を行っていることが見て取れる。

 次に、損益計算書=〔2〕=を見てみよう。営業利益率8%、最終利益率も4・7%と高収益体質である。主力のRIZAP事業が牽引(けんいん)役となり、売上高は前年同期比で1・5倍にまで増加した。ゴルフや英会話などの新規事業の広告宣伝費用がかさみ、営業利益は前年同期からは減少したものの、RIZAPブランドの知名度を生かして新規会員数は順調に伸びているという。

 最後に、キャッシュ・フロー計算書=〔3〕=を見てみよう。投資C/Fの大幅なマイナスと、財務C/Fの大幅なプラスが目につく。外部からの資金調達を行い、その資金をM&Aに充当した結果が表れている。

 アパレルやインテリアなど他事業にも触手を伸ばす同社であるが、経営の多角化でうまくシナジーが生み出せるか注目したい。

 ■川口宏之(かわぐち・ひろゆき) 公認会計士、早稲田大大学院非常勤講師。1975年、栃木県出身。専修大経営学部卒。図を多用した会計に関するセミナーは会計の素人にも分かりやすいと評判。著書に『決算書を読む技術』(かんき出版)。



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