風テラス:風俗業の女性支援 弁護士ら、大阪などで相談会 – 毎日新聞 – 毎日新聞

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弁護士に破産手続きの相談をする風俗業の女性=大阪市北区で2017年10月26日、三村政司撮影



 性風俗業で働く女性の法律・生活相談に弁護士や精神保健福祉士が応じる「風(ふう)テラス」が今年から大阪市内で開かれている。「借金が返せない」「交際相手が働かない」--。身元や職業を明かしにくく、公的支援とは縁遠い女性らの悩みに寄り添う試みで、現在は特定の風俗店で働く女性が対象だが、今後活動を広げる方針だ。【原田啓之】

離婚や借金、源氏名でも

 ある週末の午後。大阪・京橋の繁華街にあるマンションの一室で相談が始まった。無店舗型風俗店の女性たちが仕事の連絡を待つ「待機部屋」だ。

 「借金がたまって返せないんです」。この店で働く女性(39)が弁護士らに窮状を打ち明けた。「男がいるんです。働かなくて……」

 女性は以前、近畿郊外のスナックで勤めていた。しかし、同居していた年下の男性が働かずに生活費をせびり、外車の購入までねだるようになった。女性は断りきれずに借金を重ね、割のいい仕事を求めて2年前から風俗店で働き始めた。

 ホテルで客を取ると月20万~40万円の稼ぎになるが、店に向かう足取りは重い。帰宅しても男性はお帰りも言わず、携帯電話のゲームに夢中だ。借金は300万円に膨らみ、ガスを止められた。「私、何でこんなことしてるんやろ」

 女性は相談後、男性と別れて大阪に転居し、弁護士の支援で自己破産を申し立てた。いつか地元で別の仕事に就こうと考えていると言い、「追い詰められて1人ではどうしようもなかった。相談できて良かった」と話す。

 風テラスは、障害者の性の問題などに取り組む一般社団法人「ホワイトハンズ」(新潟市)が2015年、東京で始め、今年から大阪と新潟に活動を拡大した。

 大阪では、川上博之弁護士(大阪弁護士会)らがこれまでに5回開催し、延べ約10人から離婚や債務整理などの相談を受けた。寄付で経費を賄うため相談は無料。川上弁護士は「身分を明かさず源氏名でも相談できるので、まずは気軽に話をしてもらい、一緒に問題解決の方法を考えたい」と話す。

 警察庁によると、営業を届け出ている無店舗型風俗店は全国で約2万店ある。

 現在は対象を限定しているが、12月23日には大阪市北区の「ゼラス法律事務所」で他店の女性の相談も受ける。定員4人。氏名(源氏名でも可)、年齢、相談内容を明記してメール(futerasu@whitehands.jp)で申し込む。






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