「税務署はきちんと評価して」 山林を相続したはずが… – 朝日新聞

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■負動産時代

 相続される不動産も、かつてほど「ありがたい」存在ではなくなりつつある。父親から引き継いだ土地と家屋に思いのほか高い評価額がつき、想定外の相続税を支払うことになったという女性を取材した。

 千葉県船橋市で司法書士をしている石井有子さん(49)のもとに2年前、税務署から書類が届いた。「何だろう?」と思って封を開いてみると、「相続税の申告についてのご案内」とあった。

 その半年前に亡くなった父から、房総半島の南端、太平洋を見渡せる千葉県館山市の山林や別荘などを相続していた。税務署から送られてきた書類には、父が所有していた不動産や株式、預金などを書き込み、相続税の対象になるかどうかを計算するための表が添付されていた。

 石井さんは、まさか父からの遺産が相続税の課税対象になるとは思ってもみなかった。父の法定相続人は母ときょうだいの計5人。3千万円と、600万円に法定相続人(5人)を掛けた金額の合計(6千万円)に遺産総額が届かなければ、相続税は発生しないからだ。

 誤算は、一部の土地の評価額だ…

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