詐欺と気付き女性全力疾走、タクシーに追いつく – 読売新聞

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 埼玉県川口市で2日、特殊詐欺で現金を受け取る「受け子」とみられる男を、市民らが連携プレーで約1キロ追いかける大捕物があった。

 詐欺容疑で川口署に緊急逮捕されたのは、さいたま市中央区、無職の男(45)。発表では、男は何者かと共謀、1、2日、横浜市の女性(72)に、水戸市に住む会社員の長男を装って「株で損した。司法書士が現金を受け取りに行く」と電話し、現金300万円をだまし取った疑い。

 女性は2日午後、電車でJR川口駅に降り立ち、指定された川口市内の公園へ行った。黒っぽいスーツ姿の男に「お母さんですか」と声をかけられ、現金を手渡した。すぐに女性が長男に携帯電話で「司法書士に渡した」と連絡し、「そんなことは頼んでいない」と言われ、被害に気付いた。

 男はタクシーで逃走。「無我夢中だった」という女性は約100メートルを全力で走り、信号待ちしていたタクシーの後部座席の窓をたたいた。タクシーの男性運転手が後部窓を開けると、女性は「お金を返して」と迫った。勢いに押された男は現金を差し出した。運転手は後部ドアをロック。男は助手席に移ってドアから逃げた。運転手は「待て、振り込め詐欺だ!」と叫んだ。

 その声を聞いたのは、近くで作業していた空調設備会社の男性社長(59)と従業員たち。社長らが走って追い、残った人は女性から聞き取った内容を追跡中の同僚に携帯で伝え、110番もした。約1・1キロ先で、パトカーで巡回中の同署員が社長から事情を聞き、男を取り押さえた。

 男は調べに対し、「俺は関係ない」と供述しているという。





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