【中沢義幸、62歳、土佐清水市】 – 高知新聞

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1.ありがとう中村高!!
【中沢義幸、62歳、土佐清水市】
 中村高校が40年ぶりの甲子園出場を果たした。妻が同窓生ということで、共に応援バスで10時間ほどかかって甲子園に到着。大阪にいる娘も合流し、一塁側アルプス席に陣取った。
 私は大の高校野球ファンで何度も甲子園に足を運んでいる。前回、中高(なかこう)の応援できたのは天理とのセンバツ千試合目の記念試合だった。その時のエース、山沖之彦投手も、私の目の前に座って応援している。あれからはや40年もたったのだと感無量になった。
 スタンドが一体となり、1球ごとに割れんばかりの拍手や声援。私たちも声がかれても…と大声を出し、力の限り皆で応援した。九回まで0―5。1点が遠かった中高だったが、最後の最後で、選手や応援団の気持ちが通じたのか、奇跡の1点がスコアボードに記され、皆で歓喜した。
 勝利は次回までお預けだが、今回の選手たちの健闘ぶりには、私自身も、そして過疎化等で沈滞している地元の住民も大いなる元気と明日への希望をもらったと思う。中高はもちろん、これもひとえに中高を支える地元の有志の皆さんのおかげと心より感謝する次第である。
 明徳義塾も大健闘で代表の2校ともよく頑張った!! 夏にもバスに揺られて甲子園に行けたらと思う。子供たちには、今回の出場で得た物を財産としてさらなる飛躍を期待したい。
 頑張れ!!中高はじめ県高校球児たち―。

2.がんとの闘いの中で
【東川正弘、83歳、土地家屋調査士、高知市】
 ボチボチお迎えが来ようかという年になって、胃がんの宣告を受けた。毎年胃カメラをのんで、20年目の宣告はやはりショックだった。
 去年1月に準備を整え3月、医療センターで内視鏡による摘出手術。その後、別の場所にも発見されて再手術の結果、1年後の今月検査となる。この年になって、死への恐れも迷いもないと平素大見得(みえ)を切ってはいたが、いざがんとなるとやはり気持ちがなえる。
 長生きの部類には入っているようだが、五感が確かで仕事ができるうちはやはり生きていたい。消化器科、脳神経外科、歯科、眼科とそれぞれの先生方にお世話になっているが、マジメに通っていればこその今がある。
 2人に1人ががんになるとか、がん細胞は皆に潜在し、不摂生や過労によって現れるなどの定説もあり、特にたばこはよくないと言われ63年の喫煙歴も絶った。
 ただいかんともし難いのは、筋肉の老化である。病気は医療の進歩で克服も可能な世となったが、老衰は止められない。精いっぱいの運動や、サプリメントの摂取など自助努力に努めてはいるものの、やがて巡りくるこの世との別れのときをどう迎えるか。うら寂しい自問自答の日々が続く。

3.ありがとう春
【吉村栄吉、89歳、宿毛市】
 超寒がりの私の「春よ来い願望」はハンパじゃない。立春という字を見ただけでうれしくなるが、暦を見ればまだ2月の初め、春らしきものは、まだどこにもない。
 3月が来た。何とか春めいたものを感じる時もあり、ヨシヨシの気分。
 そして待望の彼岸の入り、正岡子規の「毎年よ彼岸の入に寒いのは」は、この時季よく紹介される句だ。そのとおりだねという年もあれば、そうでない年もあるが、もうここまでくればひと安心だ。
 さてこれまで無情の寒さや風雪にさらされ、何となく不機嫌そうだった山も、さすがに時の状況を察知して、「木々が芽吹き生気あふれる山」いわゆる「弥生山」となる。
 このうるわしい自然界の変貌を故郷で見た正岡子規は、「故郷やどちらを見ても山笑う」と詠んでいる。ほんとに共感を覚える一句だ。
 そう言われてみると私も、このところ雑事に追われて、故郷行きが随分、疎遠になっているのに気づいた。せっかく、天が与えてくださった春の日だ。天に感謝しながら、久しぶり、笑っているだろう故郷の山を見に行く気になった。

4.東中筋小お箏クラブ
【山崎澄美子、65歳、箏演奏家、四万十市】
 平成27年春、四万十市の東中筋小学校にお箏(こと)クラブができ、この春で丸2年になります。
 子供たちは、休み時間や放課後、夏休みに互いに声を掛け合って練習を重ねてきました。学習発表会、地域のお祭り、幡多フェスティバル、中村ふくしまつり、四万十川河川敷の入田ヤナギ林での菜の花コンサートなどで発表しました。
 小学校独自の箏クラブは県内はもちろん、全国でも珍しいと思います。地域の方から、使わなくなったお箏を寄贈していただくなど、地域や保護者、先生方のご協力に感謝しています。
 子供たちは「和の文化を受け継いでいくことも大切」「難しいと思ったけど弾けてうれしい」「正座ができるようになった」「奇麗な音が心に響き渡った」と頑張っています。丸2年続けた子供たちもいます。学校では、他にもお茶や生け花教室、囲碁クラブなどにも取り組んでいます。
 私は30年ほど前から「子供たちに邦楽を」という思いで地域を回って活動してきました。小京都・四万十市にふさわしい和の文化・お箏を弾ける環境が東中筋小学校にできて、次世代へと伝えていただいていますことは、私の長年の夢がかなってとてもうれしく思っています。今後もお箏クラブの輪が大きく広がっていきますようにと願っています。
 菜の花に箏の音(ね)響く四万十の東中筋鶴舞いおりる





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