【図解で分かる「決算書」の仕組み】エニグモ、運営する通販サイト「バイマ」で売上高・利益ともに大幅増 – ZAKZAK

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 本日は、個人が買い付けた海外のブランド品を取り扱う通販サイト「バイマ」を運営するエニグモをピックアップする。CtoCモデルのECサイトが注目されている昨今、同社の財務状況はどうなっているのだろうか。2017年1月期の決算書をもとに、実態を読み解いてみよう。

 まず、貸借対照表=〔1〕=を見てみよう。資産に対する純資産の割合が60%以上もある。安全性は全く問題ない。しかも、資産の大部分が現預金であり、有利子負債を全く抱えていないキャッシュリッチ企業である。

 次に、損益計算書=〔2〕=を見てみよう。一見すれば分かる通り、階段の傾斜が緩やかな高収益体質の企業である。営業利益率が42・6%、最終利益率も27・6%と、収益力が非常に高い。同社の業績は、運営する通販サイト「バイマ」の会員数と総取り扱い高に依存するが、テレビCMなどのプロモーション活動が奏功し、会員数が伸長し、売上高、利益ともに前の期より大幅に増加した。

 最後にキャッシュ・フロー計算書=〔3〕=を見てみよう。本業でのキャッシュの稼ぎを示す営業C/Fが大きくプラスである。

 会社設立以来、配当を行っていないが、内部留保もキャッシュ残高も潤沢にある。今後、積み上がったキャッシュをどう使うのか、問われることになり得るだろう。 (川口宏之)

 ■かわぐち・ひろゆき 公認会計士、早稲田大大学院非常勤講師。1975年、栃木県出身。専修大経営学部卒。図を多用した会計に関するセミナーは会計の素人にも分かりやすいと評判。著書に『決算書を読む技術』(かんき出版)。






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